大留蒲鉾の創業は明治二十年。
精魂こめて伝統の味を守り続けています。
仙崎は、天下の奇勝「青海島」と、豊かな漁場に恵まれた「かまぼこ」の産地です。地元で育んだ大留蒲鉾の伝統を誇りを持って守り続けています。
美味しさの角にも福来る。
笑いの効用が注目されています。「笑う角には福来る」、笑うことによって、健康的になったり、ちょっとした人間関係のいざこざが改善したりします。
美味しさも、笑いのようなものだと思います。食べ物に含まれる、様々な成分のそれぞれの効用もさることながら、それらが組み合わさって創られた美味しさは、また別の次元の効用があるような気がします。「美味しさの角にも福来る。」です。
美味しさはデジタル化できるか?
歌手が得点の出るカラオケで自分の歌を歌ったら、低い点数しか出なかったという笑い話があります。ずっと先の未来の事はわかりませんが、機械のデジタル評価では、本物の歌は未だ理解不能というところでしょう。ましてや機械で人を感動させるような歌は歌えません。例えそんな技術が開発されても、お手本にはやっぱり人が必要です。「美味しさ」も歌の世界と同様に、まだアナログの世界にあるように思います。
五感の総動員
かまぼこを作る大事な工程のひとつに、塩ずり工程があります。原料の魚肉に塩を加えながら、うすでゆっくりと練り上げる作業ですが、職人はその時、手触りで、色つやや粘りを確認しながら仕上げていきます。どの工程でも同じですが、数値だけでなく、最終的には、人の五感を総動員することによって最終チェックされます。
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